人事評価システムの導入事例15選|中小企業が見るべき効果と成功ポイント

人事評価システムの導入事例15選と中小企業の成功ポイントを解説するイメージ

「評価シートの配布や集計に時間がかかる」

「評価者によって、点数の付け方や判断基準が違う」

「人事評価システムを導入したいが、自社と近い企業の事例が見つからない」

このような課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。

特に従業員100名以下の中小企業では、専任の人事担当者がおらず、経営者、総務担当者、管理職などが通常業務と並行して人事評価を運用しているケースも少なくありません。そのため、機能の多さだけで人事評価システムを選ぶと、初期設定や操作が複雑になり、かえって管理負担が増える可能性があります。

重要なのは、自社と似た課題を持つ企業が「何を目的に導入したのか」「どの業務をシステム化したのか」「導入後に何が変わったのか」「運用時にどのような工夫が必要だったのか」まで確認することです。

この記事では、人事評価システムの導入事例15選を、導入前の課題、導入後の変化、中小企業が参考にしたいポイントとともに紹介します。さらに、事例から分かる成功条件や、失敗を防ぐための導入手順も解説します。

※シーグリーンの事例は、導入・取材当時に確認した取り組みや成果をもとに紹介しています。現在の契約状況や運用状況を示すものではありません。

※他社サービスの事例は、各サービス提供会社が公式サイトで公開している導入事例やニュースリリースをもとに、公開・取材当時の情報を要約しています。現在の利用状況を示すものではありません。

目次

人事評価システムとは

人事評価システムとは、目標設定、自己評価、上司評価、進捗確認、評価結果の集計などをクラウド上で管理するための仕組みです。

紙やExcelでも人事評価は運用できますが、評価対象者や評価者が増えると、シートの配布・回収、未提出者への催促、転記・集計、過去データの確認に時間がかかりやすくなります。人事評価システムは、こうした事務作業とデータ管理を支える手段です。

ただし、システムを導入しただけで評価が公平になったり、社員の納得感が自動的に高まったりするわけではありません。評価項目、判断基準、目標設定、評価者への説明、フィードバック方法もあわせて整える必要があります。

人事評価システムの導入事例から分かる4つの効果

導入前の課題導入によって期待できる変化
紙やExcelの配布・回収・集計が大変評価業務をクラウド上で一元管理しやすくなる
未提出者や評価の進捗が分からない評価の進行状況を確認しやすくなる
評価基準が曖昧で判断がばらつく評価項目や判断基準を共有しやすくなる
過去の評価結果や面談記録が分散している評価・目標・面談データを蓄積して育成に活用しやすくなる

課題別・人事評価システム導入事例の早見表

自社の課題に近い事例から確認してください。

自社が抱えている課題参考にしたい事例
紙・Excelの回収や集計を効率化したいイルニード歯科医院、ディライト、天白信用農業協同組合、アイアンドエス税理士法人、中西製作所、直方市
評価基準や給与決定を明確にしたいもりもと塗装、ライフアドバンス、GMB
目標管理や1on1を定着させたいLRM、ビックカメラ
過去の評価・研修情報を活用したい大光電機、ビックカメラ
日常の行動や貢献を評価したいイルニード歯科医院、コンビニエンスストア、ぼてぢゅうグループ
多拠点・大人数の評価を管理したい清水建設、中西製作所、ビックカメラ

WordPress上で可能であれば、企業名から各事例見出しへ移動できるアンカーリンクを設定します。

人事評価システム導入事例をExcel集計、評価基準、目標管理などの課題別に整理した図

中小企業が導入事例を見るときの4つのポイント

自社と近い企業規模か

数千人規模の企業と、従業員20~100名程度の企業では、必要な機能や管理体制が異なります。大企業の事例は多拠点管理や複雑な評価フローの参考になりますが、システム選定では、自社と近い従業員規模の事例を優先して確認しましょう。

導入前の課題が自社と近いか

同じ人事評価システムでも、導入目的は企業によって異なります。Excel集計の効率化、評価基準の明確化、1on1記録の蓄積、日常行動の評価、多拠点運用の統一など、自社が最初に解決したい課題と近い事例を探すことが重要です。

専任人事がいなくても運用できるか

中小企業では、システム管理者が人事評価だけを担当できるとは限りません。初期設定、評価シートの変更、進捗確認、問い合わせ対応などを、少人数でも無理なく行えるか確認しましょう。

導入後の運用課題も書かれているか

「導入してよかった」という成果だけでなく、操作説明が必要だった、初回運用は時間がかかった、入力が定着するまで時間が必要だった、評価者教育が必要だったといった課題も、実際の導入判断には重要な情報です。

関連記事:小規模企業向け人事評価システム10選|導入のメリットと製品の選び方

人事評価システムの導入事例15選

ここからは、人事評価システムを導入した企業・団体の事例を紹介します。自社と近い従業員規模だけでなく、現在抱えている課題と照らし合わせながらご覧ください。

事例1.イルニード歯科医院|Excel集計の負担を減らし、感謝を可視化

イルニード歯科医院では、以前はExcelを使って人事評価を行っていました。データの入力や集計に時間がかかり、集計作業が夜中まで続くこともあったため、評価業務を効率化する目的でヒョーカクラウドを導入しました。

選定時には、多くの機能を備えていることよりも、シンプルで使いやすいことを重視しています。また、「ありがとうポイント」を設け、スタッフ同士の感謝を数字やコメントで可視化しました。

公式事例では、評価のワークフローが進めやすくなったことに加え、相手を意識した行動やスタッフ間のコミュニケーションにも変化があったと紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

必要な機能を絞り、評価業務の効率化と日常行動の可視化から始めた事例です。

出典:シーグリーン公式導入事例(導入・取材当時) https://www.seagreen.co.jp/works/ilnido-dental/

事例2.株式会社ディライト|約2週間かかっていた評価集計を1日以内へ短縮

従業員22名の株式会社ディライトでは、紙やExcelを使って360度評価を運用していました。評価シートを回収し、役員がExcelへ転記・集計していたため、給与査定の取りまとめに1~2週間程度かかっていました。

ヒョーカクラウド導入後は、評価の進捗状況を確認でき、集計も自動化。公式事例では、約2週間かかっていた評価集計が1日以内で完結できるようになったと紹介されています。

一方で、入力方法を理解していない社員には、あらためて操作を説明する必要がありました。システムの操作性だけでなく、導入初期の説明も重要だと分かります。

中小企業が参考にしたいポイント

高機能なタレントマネジメントシステムではなく、自社に必要な評価機能へ絞ったシステムを選んだ事例です。

出典:シーグリーン公式導入事例(導入・取材当時) https://www.seagreen.co.jp/works/delight/

事例3.天白信用農業協同組合|評価の取りまとめを8時間から1時間へ短縮

天白信用農業協同組合では、Excelで作成した評価シートを紙に印刷し、配布・回収する方法で評価を行っていました。

HRBrain導入後、管理側の取りまとめ作業は、実質1日・8時間から1時間へ短縮されました。導入時には、職員が自由に操作できるデモ期間を設け、自社独自の入力ルールを追加したマニュアルも作成しています。

公式事例では、現場からの操作に関する問い合わせはほとんど発生しなかったと紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

システムの操作性だけでなく、試行期間と簡単なマニュアルを用意したことが、スムーズな導入につながっています。

出典:HRBrain公式導入事例(取材当時の情報) https://www.hrbrain.jp/case/ja-tenpaku

事例4.アイアンドエス税理士法人|小規模組織に合う機能へ絞ってExcel運用を改善

アイアンドエス税理士法人では、Excelによる評価シートの準備、転記、集計を手作業で行っていました。また、直近の出来事が評価に影響しやすく、評価期間全体を踏まえた判断が難しいことも課題でした。

人事評価ナビゲーター導入後は、評価分布や過去データを確認しやすくなり、本人と上司が残したメモをもとに評価期間を振り返れるようになりました。

一方、初回運用では操作に慣れておらず、従来より時間がかかった点も公式事例で紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

小規模企業では、不要な機能まで備えたシステムよりも、自社が使う機能に絞られた製品が適している場合があります。

出典:人事評価ナビゲーター公式導入事例 https://hyoka-navi.nkgr.co.jp/case/is-tax/

事例5.株式会社中西製作所|導入費用と入力工数を50%以上削減

株式会社中西製作所では、紙やExcelによる評価運用を経て別のシステムを導入していましたが、操作性や費用面に課題があり、One人事への移行を進めました。

選定時には、画面の分かりやすさ、必要な人事評価機能だけを導入できること、専任担当者によるサポート体制などを重視しています。

公式事例では、導入費用と評価入力にかかる工数を50%以上削減した事例として紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

すでにシステムを使っていても、操作性や費用が合わなければ、必要な機能を整理して見直す選択肢があります。

出典:One人事公式導入事例 https://onehr.jp/case/nkns/

事例6.福岡県直方市|紙の評価シートをシステム化し、データ管理も改善

福岡県直方市では、人事評価制度を紙で運用していました。評価項目が増えるにつれて、評価シートの回収・集計に時間がかかり、個人情報を含む評価データの保管・管理も課題となっていました。

ADWORLD人事評価システムの導入により、手作業だった評価業務をシステム化。ニュースリリースでは、作業の効率化と評価データの適切な管理、人事給与システムとの連携を進めた事例として紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

評価シートの電子化だけでなく、評価結果を給与、配置、育成などでどのように活用するかまで考えることが重要です。

出典:日立社会情報サービス公式ニュースリリース(2016年公表) 

https://www.hitachi-sis.co.jp/newsrelease/gp/161104.html

事例7.株式会社もりもと塗装|評価基準と給与決定を見える化

従業員50名以下の株式会社もりもと塗装では、評価基準や給与の決まり方が不透明で、若手社員から「次に何をすればよいか分からない」という声が上がっていました。

同社では、大企業向けの多機能なシステムではなく、小規模組織でも使いやすく、費用面でも取り入れやすい人事評価ナビゲーターを選びました。建設業向けの評価項目パッケージを活用し、自社の評価項目を整理しています。

導入後は、自分が取り組むべきことが分かりやすくなり、整理整頓や周囲への声かけなど、日常行動にも変化が見られたと紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

評価項目を一から作るのが難しい場合、業種別のサンプルをもとに自社向けへ調整する方法があります。

出典:人事評価ナビゲーター公式導入事例 https://hyoka-navi.nkgr.co.jp/case/morimoto-tosou/

事例8.株式会社ライフアドバンス|売上だけでなくチームへの貢献を評価

従業員40名の株式会社ライフアドバンスでは、売上以外の昇給・昇進基準がなく、個人プレーに偏った評価が課題となっていました。

制度構築時には、全社員への無記名アンケートを実施し、役員だけでなく管理職も巻き込んで評価基準を検討しています。

会社の理念や行動指針を評価へ落とし込み、個人の成績だけでなく、チームへの貢献を評価する仕組みを整えました。

中小企業が参考にしたいポイント

経営者だけで評価制度を決めず、管理職や社員の意見を取り入れることで、現場の納得感を高めやすくなります。

出典:あしたのチーム公式導入事例(取材当時の情報) https://www.ashita-team.com/jirei/6002/

事例9.GMB株式会社|年功序列から「挑戦」を評価する制度へ

GMB株式会社では、年功序列を基本とした制度を見直し、社員の挑戦や自律性を評価する仕組みへ変更しました。

制度を作成するだけでなく、職種・階層ごとの研修を実施し、現場責任者と議論しながら事業ごとの評価軸を設計しています。

公式事例では、「現状維持」ではなく、新しいことへの挑戦を評価する風土が形成されたと紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

評価項目は、現在の仕事を確認するだけでなく、会社が今後増やしたい行動と結びつけることが重要です。

出典:あしたのチーム公式導入事例(取材当時の情報) https://www.ashita-team.com/jirei/5983/

事例10.清水建設株式会社|大規模な評価業務を共通のフローで管理

清水建設株式会社では、大規模な人事評価業務を効率化するため、カオナビを導入しました。

成果だけでなく、課題達成に向けた行動・態度・姿勢を評価する仕組みや、評価結果を伝えるフィードバック面談も運用しています。

大企業の事例ではありますが、制度変更時には、システム設定だけでなく、社員への説明、マニュアル、問い合わせ対応なども必要になることが分かります。

中小企業が参考にしたいポイント

評価制度やシステムを変更する際は、現場への説明と初年度の問い合わせ対応まで計画しておきましょう。

出典:カオナビ公式導入事例(取材当時の情報) https://www.kaonavi.jp/showcase/szc/

事例11.LRM株式会社|目標管理とフィードバックを一元化

LRM株式会社では、社員の成長を促すため、評価制度と目標管理の整備を進めました。目標やフィードバックに関する情報が分散し、管理が属人化しやすいことが課題でした。

HRBrain導入後は、目標や評価者からのフィードバックを一か所へ蓄積し、OKRの見直しやチーム間での目標共有に活用しています。

公式事例では、専任の人事・評価担当者がいない企業でも、シンプルに運用しやすい点が紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

人事評価システムを査定時だけに使わず、目標確認やフィードバックへ活用することで、日常のマネジメントにつなげられます。

出典:HRBrain公式導入事例(公開当時の情報) https://www.hrbrain.jp/case/lrm

事例12.株式会社ビックカメラ|目標・面談・人材情報を一元管理

株式会社ビックカメラでは、社員の専門知識や育成情報が、Excelや担当者の記憶などに分散していました。

カオナビを導入し、個人目標の設定・進捗管理、面談、人材情報の管理に活用しています。

評価業務の効率化だけでなく、専門知識を持つ社員の把握や、異動後の育成方針の引き継ぎにもデータを利用しています。

中小企業が参考にしたいポイント

評価結果を保存するだけでなく、配置、育成、面談へどのように活用するかも確認しましょう。

出典:カオナビ公式導入事例(取材当時の情報) https://www.kaonavi.jp/showcase/bic/

事例13.大光電機株式会社|過去の評価・研修履歴を育成に活用

大光電機株式会社では、以前利用していた人事評価システムの動作や、過去の評価・研修履歴を一元管理できないことが課題でした。

One人事への移行後は、過去の評価、実績、研修受講履歴をまとめて確認し、人材育成の検討に活用しやすくなりました。

システム選定時には、入力のしやすさ、評価の進捗確認、過去情報へのアクセス、サポート体制などを比較しています。

中小企業が参考にしたいポイント

機能一覧だけでなく、画面表示、過去データの確認方法、評価期間中に頻繁に行う作業を確認しましょう。

出典:One人事公式導入事例(取材当時の情報) https://onehr.jp/case/daiko/

事例14.コンビニエンスストア|日常行動を評価し、育成と配置へ活用

あるコンビニエンスストアでは、出勤ルールが守られない、離職が続く、接客が受け身になるといった課題を抱えていました。

評価ポイントを導入し、接客、事務、清掃など、従業員ごとの行動や得意分野を可視化。シフト編成や教育にも活用しました。

導入当時の公式事例では、離職者ゼロ、新人3名の採用、日販10万円の増加につながった事例として紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

評価を給与査定だけでなく、仕事を覚える基準や適材適所の配置へ活用した事例です。

出典:シーグリーン公式導入事例(導入当時) https://www.seagreen.co.jp/works/convenience-store/

事例15.ぼてぢゅうグループ|84店舗で365日の行動を積み上げて評価

ぼてぢゅうグループでは、売上などの業績だけでは、接客、調理、周囲への支援といった貢献を十分に評価できないことが課題でした。

そこで、評価の軸を「業績」「能力」「行動」の3つに整理し、社員同士がリアルタイムで評価できる評価ポイントを導入しました。

公式事例では、84店舗で365日の行動を積み上げる評価の運用が紹介されています。

中小企業が参考にしたいポイント

半年に一度の評価だけでは把握しにくい行動や貢献を、日常的に記録する考え方が参考になります。

出典:シーグリーン公式導入事例(導入・取材当時) https://www.seagreen.co.jp/works/botejyu-group/

中小企業の評価業務をクラウドで運用したい方へ

紙やExcelで人事評価を運用している場合、従業員数や評価者数が増えるほど、配布・回収・進捗確認・集計の負担が大きくなります。

ヒョーカクラウドでは、評価シート、評価の進捗状況、評価結果をクラウド上で一元管理できます。MBO評価、コンピテンシー評価、360度評価など、現在の評価制度に合わせた運用にも対応しています。

中小企業向け人事評価システム「ヒョーカクラウド」の機能・導入方法を確認する

導入事例から分かる、中小企業が成功する5つの条件

中小企業が人事評価システム導入を成功させる5つの条件

1.最初に解決する課題を一つ決める

「人事評価をすべて改善する」では、必要な機能が分かりにくくなります。まずは、集計時間を減らす、未提出者を確認する、評価基準を統一する、過去データを蓄積する、目標や面談記録を残すなど、優先課題を一つ決めましょう。

2.必要な機能へ絞って選ぶ

中小企業では、多機能であることよりも、現在必要な機能を無理なく使えることが重要です。使わない機能が増えるほど、費用や設定、操作説明の負担が大きくなる場合があります。

3.評価項目と判断基準を整理する

システムを導入しても、評価項目が曖昧なままでは、評価者による判断のばらつきは解消されません。会社目標、部門目標、職種・等級ごとの役割とつながっているかを確認しましょう。

4.本格導入前に操作を試す

管理者だけでなく、実際に入力する評価者・被評価者にも操作してもらいます。簡単なマニュアルやテスト期間を用意することで、導入後の問い合わせを減らしやすくなります。

5.評価結果を面談と育成に使う

評価を集計して終わるのではなく、できたこと、達成できなかった原因、成果につながった行動、次に伸ばす能力、次期の目標を面談で確認します。

関連記事:中小企業が人事評価システム導入を成功させるコツとは?

人事評価システムを導入する5つの手順

手順1.現在の評価業務を整理する

評価シートの作成、配布、回収、催促、集計、面談準備に、誰がどの程度の時間を使っているか確認します。

手順2.システム化する範囲を決める

最初からすべてを変更せず、配布・回収・集計など、負担が大きい業務からクラウド化します。

手順3.必要な機能と予算を決める

利用人数、評価方法、権限設定、データ出力、サポート範囲を整理します。

手順4.デモや試行運用を行う

実際の評価シートを使い、管理者・評価者・被評価者が操作できるか確認します。

手順5.運用ルールを共有して開始する

入力期限、評価フロー、問い合わせ先、評価基準、面談方法を共有してから本格運用を始めます。

失敗を防ぐためのチェックリスト

人事評価システム導入の失敗を防ぐチェックリスト
  • 導入目的を一文で説明できる
  • 現在の評価シートと評価フローを整理している
  • 必要な機能と不要な機能を分けている
  • 初期費用と月額料金だけでなく、設定・運用負担も確認している
  • 評価者・被評価者が実際に操作を試している
  • 初期設定を担当する人が決まっている
  • 導入後の問い合わせ先が明確になっている
  • 評価項目と判断基準を整理している
  • 評価結果を面談や育成に使う流れが決まっている

関連記事:失敗しない人事評価システムの比較・選定ポイント

人事評価システムの導入事例に関するよくある質問

小規模な会社でも人事評価システムは必要ですか?

従業員数だけで判断する必要はありません。従業員数が少なくても、複数の評価者がいる、360度評価を実施している、拠点が分かれている場合は、評価の回収・集計負担が大きくなることがあります。一方、少人数で評価項目も少なく、Excelで問題なく運用できている場合は、すぐにシステム化する必要はありません。

人事評価システムを導入すれば評価は公平になりますか?

システムを導入するだけで、公平な評価になるわけではありません。評価項目、判断基準、評価者研修、評価調整、フィードバック方法も整える必要があります。システムは、基準の共有、進捗管理、評価データの蓄積を支える手段です。

導入事例では何を確認すればよいですか?

導入前の課題、利用している機能、管理担当者、導入時の準備、導入後の成果、運用中に発生した課題、評価結果の活用方法を確認してください。成果だけでなく、導入時の工夫や運用上の課題まで見ることが大切です。

まとめ|自社の課題に近い導入事例から確認しよう

人事評価システムの導入事例を見ると、企業によって導入目的が異なることが分かります。Excel集計の負担を減らした企業もあれば、評価基準を明確にした企業、目標管理や面談に活用した企業、日常の行動を評価へ取り入れた企業もあります。

重要なのは、事例で紹介されている成果だけを見てシステムを選ばないことです。現在何に時間がかかっているのか、最初にどの課題を解決したいのか、誰がシステムを管理するのか、現場が無理なく操作できるか、導入後のサポートがあるかを整理したうえで、自社に合うシステムを選びましょう。

ヒョーカクラウドは、紙やExcelで行っていた人事評価をクラウド化し、評価シート、進捗状況、評価結果を一元管理するシステムです。中小企業の評価業務をクラウドで整えたい方は、機能や導入方法をご確認ください。

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監修者情報

山本 直司(やまもと ただし)

株式会社シーグリーンHR事業部
評価制度構築チームマネジャー

これまでに100社以上の評価制度構築・見直しを担当し、特に100名以下の中小企業に適したシンプルで効果的な仕組みづくりを強みとしています。
構築にとどまらず運用支援まで一貫して行い、導入企業の9割以上が継続的に活用している実績があります。

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